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フランス・ななめ見聞録 & La Prose oblique du Japon
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DATE: 2006/12/27(水)   CATEGORY: 美術館 le musee
ヨーロッパ写真館
MAISON EUROPEENNE DE LA PHOTOGRAPHIE は、水曜日の17時以降が入場無料となっております。こういうチャンスをうまく利用して美術館巡り。ヨーロッパ写真館は18世紀の古いおやしきが改装された写真美術館。砂紋の日本庭園が誂えてあり、静かでモダンな雰囲気を漂わせています。
maisonphoto0258.jpg



企画のいくつかの作品の中でおもしろかったのは、Philippe Ramette のユーモア写真。いかにも手を加えていない、実際に目の前にある光景をパチリとおさめたかのような、広告写真のようなハッキリした画面。でもそこに写っているものは、重力を無視したあり得ない世界で、マグリットのような何やら非現実空間が広がっています。タテもヨコもどこへやら。オフィスでネクタイ姿のムッシューは、いたって普通なのに床と平行になって宙に浮いています。足の先っちょがデスクに少し乗っかっているだけ。どこかの断崖絶壁、そこにもムッシューが腰掛けていますが何だか方向が変!そのまま谷底へ落ちていっちゃうよ! 「Prix Alcatel du Mois Europeen de la Photographie 2006」受賞の作品は、芝生に置いてある箱からしゅるしゅるしゅる・・・とロープが空へ向かってのびていて、その先っちょにはひとりのムッシューがくくりつけられていてスッと立っています。
何でしょうこの世界観。当然作っている、でも合成感の無いその手法に、シュールレアリズム好き、ダダイズム好きのワタシは、ついつい思いっきり近寄ってピアノ線を探してしまうのでしたー(そりゃ無いよね)。

ヨーロッパ写真館ではその他に、写真雑誌「VU」(1928~1940)の歴史をどこまでもどこまでもひもといていく膨大な展示もあり、表紙を飾った要人や、政治、エンターテイメント、ニュース、生活文化、子どもの表情写真からオモシロ動物写真、あらゆる写真報道の姿の紹介や、当時の写真印刷技術を印刷現場の映像とともに紹介したりとマァ充実の内容。展示品の数もすごいです。

「14e Grand Prix Paris Match du reportage photographique」の展示では、ソルボンヌの学生暴動事件が6枚ほど、加えてアフリカ諸国、中央アジアの内紛、インドの宗教儀式のひとコマ、などなど世界各地のルポ写真が30枚ほど。

いや~見応え十分! 報道写真がどう発展してきたか、その黎明の頃から、まさに今日の写真の姿まで、長い道のりをギュウ~と短縮してみせてくれたという気分でした。建物構造で気になった点が、クロークの奥にカフェがあり、その奥に展示室がひとつあること。カフェを通り抜けて行くわけで、下手したら見落とし兼ねないし、カフェで休憩するも落ち着かないだろうに・・・。それから図書室やビデオテークが充実というわりにはアートショップが狭い狭い・・・。とても入れませんでした。
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