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フランス・ななめ見聞録 & La Prose oblique du Japon
フランス・ななめ見聞録 & La Prose oblique du Japon
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DATE: 2007/03/31(土)   CATEGORY: 美術館 le musee
Maison rouge の KUDO Tetsumi 展



難解な造形美術、再び。
工藤哲巳(1935~1990)は日本とヨーロッパ各地で活動したアーティスト。作風から、日本よりも海外での方が発表しやすかったのかなと思ったが、パリやサンマリノビエンナーレで展示拒否されたりもしたようだ。理由は「猥褻」。「そりゃまあ確かにね」と納得もしちゃう世界。
生まれについて、青森とか大阪とか兵庫とか情報がいろいろあってよくわからない。大阪生まれ青森育ち、その後中学生のころ岡山へ引っ越しというところかな。岡山操山高校を卒業、東京芸大へ。1962年(27歳ころ)パリに渡る。ヴェニス、アムステルダム、デュッセルドルフなどでも生きた。
1969年、五月革命(1968年)を機に一時帰国したが「若い世代に何か伝えたい、ビエンナーレも万博も金儲けも女も、何も興味ないけど、これまでやってきたこと、これからやるべきことを考えたい」
1980年ころからパリ・日本を行き来する生活を送った。

大きなこと、タブーの世界、挑戦的なこと、攻撃的なこと・・・などをカタチにしようとした。蛍光塗料もたっぷり使用したマルチカラーが目に痛く、その色使いと俗々しいテーマがグルングルン混ざり合って、超毒っぽい世界を織りなす。

独立肌で、自由な表現者。タブーテーマをグリグリ掘った現代アートが苦手な人は、やめておいてください。



2月18日~5月13日まで
lamrouge1270.jpg

La maison rouge
10, bd de la bastille 75012
www.lamaisonrouge.org
入場料;一般6.50ユーロ



前回のメゾン・ルージュは・・・
http://rimaik.blog93.fc2.com/blog-entry-16.html
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DATE: 2007/03/30(金)   CATEGORY: 美術館 le musee
フランス広告写真の歴史 ~マン・レイからジャンポール・グードまで~



LA PHOTOGRAPHIE PUBLICITAIRE EN FRANCE
De Man Ray a Jean-Paul Goude
フランス広告写真の歴史 ~マン・レイからジャンポール・グードまで~


フランス広告写真の歴史を紐解いたエクスポジションが、広告美術館(Les Arts Decoratifs 装飾芸術美術館の中の一画)で開催された。1930年代から今日に至るまでの、世界の広告写真界の流れを年代順に紹介した企画展。広告という媒体の中で、オーダーによる、あくまで単なる素材の一部として見られがちだった広告写真。そんな陰の存在であった写真家たちに光を当てた。写真広告界の先駆的役割を果たし、後に続く一派の礎をも作った31写真家 ー 190点の写真、印刷書類、広告雑誌の展示。
1928~1930年あたり、広告写真誕生期と見なされる時期は、広告写真が商品の説明・宣伝としてのみ使われていたのに対し、時代を追う毎に、強烈なメッセージを持つ媒体となった歩みが見てとれた。ベネトンやクーカイなどがわかりやすい例といえる。そしてまた、カメラ周辺機器そのものの性能が進化し、コンピューター処理やモンタージュ効果が著しい変化をもたらした点にも改めて注目させられた。
しかしまぁ最先端のモード系広告写真や商業写真にあってクリスタルがいかにもクリスタルとして輝き、リキッドがいかにもリキッドとして流れ、本物より本物っぽい、でもきっと本物よりドラマチックな視覚効果に騙されてクオリティーの高さに素直に感動を覚えると同時に、ワタシたちの目も肥えて(慣れでもある)、ワガママになってゆくなぁとも思ったり。今後の広告写真界に更なる期待を抱かせたエクスポジションだった。
(※終了レポート)


Photographes

Laure ALBIN-GUILLOT (1879-1962)
Man RAY (1890-1976)
Maurice TABARD (1897-1984)
Andre VIGEAU (1892-1968)
Emmanuel SOUGEZ (1889-1972)
Francois KOLLAR (1904-1979)
Pierre JAHAN (1909-2003)
Marcel BOVIS (1904-1997)
Lucien LORELLE (1894-1968)
Claude FERRAND (1927-2006)
Andre MARTIN (1928-1999)
Jean-Pierre RONZEL (1930)
Peter KNAPP (1931)
Guy BOURDIN (1928-1991)
Jean-Francois BAURET (1932)
Jeanloup SIEFF (1933-2000)
Jean-Claude DEWOLF (1936)
Daniel ARON (1940)
Sarah MOON (1941)
Serge LUTENS (1942)
Daniel JOUANNEAU (1946)
Jean-Paul GOUDE (1940)
Jean LARIVIERE (1940)
Peter LINDBERGH (1944)
Peter KNAUP (1939)
Francois GILLET (1949)
Guido MOCAFICO (1962)
Aldo SOARES (1960)
Marc GOUBY (1956)
Jean-Marie VIVES (1953)
Dimitri DANILOFF (1970)


decoratif0498.jpg

3月25日まで(終了)
Arts Decoratifs, Mode et Textile, Publicite
107, rue de Rivoli 75001
www.lesartsdecoratifs.fr

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携帯電話・まちがい電話
携帯を忘れて出かけた。帰ってきたら留守電が入っていて、子どもがしゃべっている! 「やほー、テオでちゅ」って感じか。。。
”たまごっち”のバージョン3(だったかな)がお店で見つからないから、探してぇと言っている。後ろに母親か誰かがいて何やら小声でフォローしている。留守電はやり直しを含めて2回入っていて、1回目は最後にワケがわかんなくなって、軽くパニックを起こしている。番号通知はできないようにしてあるから、「間違ってますよー」と、かけ直すこともできない(どっちみちかけないけど。)
たまごっちは見つかったのか??








たまに間違い電話を受けた時、「間違ってますよ」とこちらが言うと「あっ。さよならっ」と言って、軽々”すみません”と言わないんだね!? さすが。サヨナラと言うだけマシなのかな。

あと間違いメッセージも困ったもんで、いまだに電話番号宛メッセージだから「どこに迎えに行けばいいの?」だの「遅くなったけど誕生日おめでとう!プレゼント送ったよ」など。前者は本人が気付いて「間違いました」と再メッセージが入った。
プレゼントは受け取ってないよ(違うって。)
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DATE: 2007/03/26(月)   CATEGORY: シネマ le cinema
Les Temoins (レ・テモワン)




監督;Andre TECHINE
出演;Johan LIBEREAU, Sami BOUAJILA, Emmanuelle BEART, Michel BLANC
ジャンル;シリアス
2007年3月7日よりフランス公開

第57回ベルリン国際映画祭 長編コンペティション部門招待作


1984年、夏のパリ。
20歳のマニュ(Johan LIBEREAU)は仕事を探すためにパリにやってきた。オペラ歌手を目指す姉のジュリーと、売春宿で部屋をシェアする生活を送り、複数の性交渉を持つ。
マニュは、50代医者でゲイのアドリアン(Michel BLANC)に出会う。アドリアンはマニュに想いを寄せる。ある日アドリアンはマニュに、女流作家のサラ(Emmanuelle BEART)と刑事のメディ(Sami BOUAJILA)というカップルを紹介する。
やがてそれぞれの立場がグラついてゆく。
エイズウイルスの存在が状況を変えていき、皆がその悲劇の証人(=Les Temoins)となってしまう。

生き残った者も心に傷を負う。1984年という時代にあって、新種のウイルスに震える社会。登場人物たちと同様、ワタシたちも悲劇の目撃者になる。


テシネ監督とエマニュエル・べアール、3本目のタッグ。
個人的にしばらく目にしていなかったミシェル・ブランはいつの間にか太って、また違った気味の悪さを醸し出している。役どころは至ってまともなのに。
michelblanc.jpg
ますます濃いMichel BLANC

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DATE: 2007/03/26(月)   CATEGORY: 食 l'alimentation
ポワローねぎタルト



ポワローねぎタルト、直径15センチくらい。
何だか必要以上に塩からかった・・・。
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DATE: 2007/03/23(金)   CATEGORY: 街 la ville
「街の風景に慣れる」ということ

ラ・デファンスのグランド・アルシュ


ウチのアパルトマンの大家さんと「街」について話していたら「La Defense ラ・デファンスのGrande Arche グランド・アルシュ(新凱旋門)ができた時なんて、んまぁ~何なんだろう、ケッタイなもんがと思ったけど、不思議なもんで今となっちゃグランド・アルシュの無いラ・デファンスなんて想像できない」と言う。

いつの時代も何か新しいドでかいもの(特に建築物)ができると、絶対にスキャンダルだ何だって批判する声があがる。賛否両論がずっと残ったとしても「慣れ」ってことで馴染んで、いつのまにか世の中的に「あれ? よろしいんじゃないの?」となる現象がある。エッフェル塔もポンピドゥ・センターもアラブ世界研究所も完成当時どんだけ叩かれたことか。「でも今や無くてはならない存在」という、もう聞き飽きたフレーズがどこにでも当てはまる。ただし、モンパルナス・タワーはどうかな・・・。見慣れたとしても馴染みはしないように思う。


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内側の壁面(窓部分)
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内側の天井部分(エレベーターがロケットのように。)
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近くにそびえるオヤユビ彫刻

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遠方より望む~。
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ドイツ音楽
「カスカダ」とフランスでは称されておりますが、ボーカル女性のパンチの効いたダサい風貌とダサい楽曲(「miracle, miracle(ミラクル)」いってるヤツ)はアメリカものではないだろう、ヨーロッパはドイツ辺りかなと思っていたが然り、ドイツ系のようです。でも一時期よく流れていて、どうも売れたようです。

http://www.cascada.jp/index2.html



ドイツといえば「Tokio Hotel(ときお・ほてる)」がヨーロッパでがんばっているが、このネーミングもナゼなんだかさっぱりわかんないし、何しろすごく若モンのドイツ人グループで、若すぎてボーカルの子は男か女かもわかんなかったがどうやら男(なの?)。ロック~ハードロック~ちょっとパンク、といった感じかな。元気いっぱい。。

http://tokiohotel.universal-pop.de/tokiohotel2/
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DATE: 2007/03/22(木)   CATEGORY: 食 l'alimentation
手作りサンド




ぜんぜん挟まっておりません。
葉っぱが、はみだしまくり。
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たばこマナー
ここフランスでも喫煙場所にだんだんリミットができてきた。今年2月から規制法が施行されたこともあり、それを機に止めるとか減らすという人もいたり。ワタシは非喫煙者なのでこの動きはむしろ歓迎なのですが。
貼ったり噛んだりするニコチン薬の広告もたくさん流れる中、とにかくフランス・タバコ状況は、マナーが最高に悪い。禁煙場所で吸うなどというアホンダラーはさておき、ポイ捨てがすさまじい。ポイ捨てが当然だと思っているし、それがどこにどう悪影響かという教育が欠けているので、犬うんこと共に、通りから一生消えていかないだろう。消えていくことを願っておりますよ、ハイ。JTが海を渡ってきてくんないかなー(マナー広告を展開してほしい。)

それで、オフィスから追い出された愛煙家の皆さんが集まる所がビルの前。記録のためにと思って近寄ったわけだけど、うわうわうわうわ!大変すさまじい香りが充満していた。そそ掃除をしてくださいっ。
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トヨタ・フランス TOYOTA




シャンゼリゼにTOYOTAのショールームがあって、近くに行った時についでに入ってみた。大勢の人でにぎわう。空も飛んでいきそうな未来モデルが一台置いてあり、他は乗れそうなやつがお立ち台でクルクル回っていたりする。カーレースゲームが一基置いてあり、高画質パナソニック・プラズマが一台。

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未来型?

ショールーム一番奥には注目の一品、なのかどうかわかんないが、半身内蔵の見えるプリウス。街で見かけたことがないけど、と聞いてみたけど、頭のヨロシくなさそうなすごいアクセントのあるオネエさん(ナニ人なんだよ。)が、プリウスっていいます、ハイブリッドっていいます、と教えてくれた。知ってらぁ・・・。
巷で走っているらしいけど。見たことない。
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ぷりうす


二階には体感型レーシングカー。皆さん順番に乗っかって、楽しんでおります。
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DATE: 2007/03/14(水)   CATEGORY: 食 l'alimentation
アロマ・コショウ



いろんな色の粒が入っていて、ゴリゴリ回して挽くコショウ。黒コショウ、コリアンダー、カルダモン、緑ピーマン(ポワヴロン)という構造です。コショウの香りというよりは、これらのトータル香という感じ。その名も「le Moulin」ル・ムーラン=粉砕器、ミル。そのまんまです。le Moulin-Rouge ムーラン・ルージュのMoulinです。
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DATE: 2007/03/14(水)   CATEGORY: 食 l'alimentation
クレマンティヌ、果物とフレンチシンガー




ニッポンのみかんのようにお手軽に食べられるclementine(女性名詞、最初のeにaccent aigu)。中の薄皮の感じはオレンジっぽいが、小さくてパッと食べられるので日本のみかんのようにつき合える。最近、指のササクレが激しいので(しかも利き手の親指)剥くのにピリピリして困る。

そして日本での方がダンゼン人気のフランス人歌手、Clementine(日本表記は「クレモンティーヌ」)。ワタシは一度この人の、東京・ブルーノートでのコンサートに行ったことがあった(2002年?)。ライブの内容云々より、ブルーノートの高級感にビビった。チケットにすでに大枚はたいて、その上お食事なんかできるかい! しぶしぶエヴィアンを飲んだ気がする(もちろん注文で)。フレンチ聴きながらフレンチ飲むなら、まぁいんでない?

Blue Note Tokyo
http://www.bluenote.co.jp/index.html
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DATE: 2007/03/13(火)   CATEGORY: シネマ le cinema
MOLIERE モリエール




監督;Laurent TIRARD
出演;Laura MORANTE, Romain DURIS, Fabrice LUCHINI
ジャンル;コメディー
2007年1月31日よりフランス公開

モリエール(1622~1673)
フランスの劇作家、俳優。
作品;「タルトュフ」「ドン・ジュアン」「守銭奴」など

1657年。モリエールと一座は宮廷公演のためパリにいた。ある日、劇場の出口でひとりの女性がモリエールに声をかけてきた。死期せまる母親の見舞いに来てほしいという。その母親とは、モリエールが13年前に出会った女性だった。物語はその当時にさかのぼる。
22歳の若きモリエールは、貴族・ジュールダンの妙な申し出を受ける。それは「若くウツクしいセリメーヌ侯爵夫人を魅惑する芝居の書きかた講師」という任務。演劇や文章表現のレッスンを施しているうちに、モリエールはジュールダン夫人に惹かれていってしまう。



監督にとってはどれだけ多くの伝記映画を作るよりも、後にモリエール作品のひとつとなる物語の中でモリエールを描くことに価値があった。時代もの映画にありがちな古臭さを取っ払って、現代風なコメディーに仕上げている。ショッキングでこだわり抜いたセリフ回しの中に、モリエールからの有名な抜粋も。


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ジュールダン役のFabrice LUCHINI(1951~)が相変わらず笑わせてくれる。
オープニングクレジットの布地もノーブルな印象を与えております。
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DATE: 2007/03/10(土)   CATEGORY: 美術館 le musee
デヴィッド・リンチ「THE AIR IS ON FIRE」展


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映画界の奇才・David Lynch デヴィッド・リンチ(アメリカ・1946~)の造形美術作家としての一面を初めて紹介するエクスポジション「THE AIR IS ON FIRE」が、Fondation Cartier pour l'art contemporain カルティエ現代美術財団で開催されている。特定の映画作品のためのアイデア集やベースになっているものではなく、奇抜な世界を作り出すリンチの頭の中を覗くことのできる場、になっている。


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それを顕著に表しているのは思春期ころから描きためていたデッサン、スケッチ、メモ類、ズラリ500点。ノート、ポストイット、ホテルの名前入りメモ紙、ナフキン、そしてツイン・ピークスのシナリオ本にまで、幾何学図、不可解な模様、生物、内蔵を連想させるようなもの、数字の羅列などがサラッと描かれたり、おそろしく丹念に描き込まれていたりする。中に「Wild At Heart 」だとか「Elephant Man」といった文字も見られる。リンチはこうしたスケッチをきっちりファイルし、定期的に見返してインスピレーションの源とするのだそう。細かな性格がよくわかる。

会場には他に、大型サイズの絵画、コラージュ、写真、モンタージュ写真、自身のデッサンの1枚からこのエクスポジションのために作成されたインテリアセット、二十歳ころに制作した短編フィルム3本<Six Men Getting Sick(1967年)、The Alphabet(1968年)、The Grandmother(1970年)>の上映、といったラインナップ。リンチワールドができていく過程の秘密を暴くような構成にもなるがリンチいわく「秘密はこのエクスポジション以外にもまだまだいっぱいあるんだ」とのこと。確かにこれでリンチの脳みそが完全分析できるわけがないっ。

もともと画家になろうと美術学校に通っていたリンチ。一ヶ所に落ち着かずあちこち学校を変わっていたよう。ある晩、庭の木をモデルに絵を描いていた時、風が木の枝を揺らした。そこでふと、コマ撮りアニメーションを思いついて、動画の世界に入っていったんだとか。最初は、2ヶ月かけて撮ったコマイメージがカメラが壊れていたため真っ白だったなどという失敗もあったが、その後のインスピレーションにつながっていったらしい。

リンチの言葉;
「若きデヴィッド・リンチは才能に恵まれてはいなかったけれど(笑)、制作意欲に燃えていて、前途有望だった。だからとても”進化”したと思う。でも進化は終わっていない。一度も満足したことがないし、まだまだ作り続けていきたい」
「映画と造形作品作りは別ものであって、どちらの制作も時間がかかる。人間、寝る必要が無ければ昼と夜にそれぞれの制作にのめり込めるのに」
「人は、自分が好きなものを好きなんだ。そういう気持ちが世の中を回していく」
「アーティストであるためにクレイジーである必要はない。あまりに狂っているとシゴトできない。アイデアを実現させないと意味がない。私はクレイジーではないよ!(笑)」
「アイデアがひらめく=恋に落ちるようなこと。それが私の制作の動機になる」


映画代表作品
Eraserhead  イレイザーヘッド(1976年)
The Elephant Man エレファント・マン(1980年)
Dune 砂の惑星(1984年)
Blue Velvet ブルーベルベット(1986年)
Twin Peaks ツイン・ピークス/テレビドラマシリーズ(1990~1991年)
Wild At Heart ワイルド・アット・ハート(1990年)
Twin Peaks: Fire Walk With Me ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年)
Lost Highway ロスト・ハイウェイ(1997年)
The Straight Story ストレイト・ストーリー(1999年)
Mulholland Drive マルホランド・ドライブ(2001年)
Inland Empire (2006年)


リンチ、61歳。どこまで掘ってもやっぱり不可解。ラビリンスへようこそ!


Fondation Cartier pour l'art contemporain カルティエ現代美術財団
261, boulevard Raspail 75014
TEL/01 42 18 56 50
月曜休み
12~20時オープン(木曜は20時30まで)
一般/6,50ユーロ
fondation.cartier.com




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桜越しのフォンダション
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フォンダション裏手
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DATE: 2007/03/09(金)   CATEGORY: シネマ le cinema
デヴィッド・リンチ最新作「INLAND EMPIRE」
2001年のMulholland Drive マルホランド・ドライブ以来の最新作、INLAND EMPIRE インランド・エンパイア(2006年)。この作品についてなかなか情報が集められないのはどうしたことなのか(ワタシの調べ方が甘いだけか)。ここフランスでは今年2月7日に封切られた。

それにまつわる動きとして、Fondation Cartier pour l'art contemporain(カルティエ現代美術財団)のギャラリーで「David Lynch」が開催されている。このエクスポジションは映画との関連ではなく、彼の絵画、写真作品やその世界観を紹介しているもの(3月3日~5月27日まで)。

それでもって、このエクスポジションのためのTシャツ制作を受けたAgnes b. アニエス・べーのギャラリー Galerie du jour agnes b. では、こちらは映画フィルムのエクスポジションが行われた。四つ切り画用紙大に伸ばされたカットが数十枚展示された(2月10日~3月7日終了)。





アニエス・べーが今回の映画のファッション提携か何かしてるのと聞いたら、してないと言う。カルティエ財団でのエクスポジションとも関係は無く、最新作の公開に合わせた独自ラインのエクスポジションだそう。こんな狭いパリで、なんとバラバラで連帯感欠くことか。だいたい映画配給、スポンサー陣が指揮を執ってまとめるということをしないのかね。しかもアニエス・べーギャラリー(奥の映画フィルムコーナー)のオジちゃんに映画の公開状況をきいてもわからないと言うし、そりゃ公開からちょっと時間経ったけど把握しておけよと、またまた変なフランスらしさを感じた。手前のギャラリー・アートショップのオネエさんは、自分は公開日に見に行ったから今はわかんないけど、急いだ方がいいかもと教えてくれたので、急いで(?)キオスクへ向かった(パリスコープ買うために)。
パリスコープ(0,40ユーロ)を買って調べる・・・あぅ! 1館しかやってないではないか! でもって次回は20時40スタートなんだけど・・・上映は3時間近くなんだけど・・・でも見てやる!!と意地になったのは、水曜は割引デーなんデー・・・。フランスっていつまで公開するか、誰にもわかんない、映画館の人も知らないんである。そういうルールなのでさっさと見ておかないと。そうしてReflet Medicis Logos まで行く(ソルボンヌ近く)。

昨年日本でケーブルテレビで特集していたツイン・ピークスTVシリーズの記憶も新しいところで、再びリンチ炸裂。
コワい! ホラーじゃない。ヒトがコワい。描写がコワい。静がコワい。不可解。ぐるぐる回って、時間軸がずれて、境界線が薄らいで、ここはあそこで、中は外で・・・。心拍数を上げてくれそうなリンチ的効果音と、ジュリー・クルーズ(ツイン・ピークス他)ばりの美しい楽曲、そしてオールディーズに合わせて踊っています、そしてウサギの着ぐるみです・・・。
・・・助けてくれ!!


リンチ・還暦。カルティエ財団で公開しているデッサンやクロッキー、写真が、この世界のベースになっているということがワタシの頭の中でまとまって一個になった。良いタイミングだったな。日本では「インランド・エンパイア」春公開予定だそう。
カルティエ財団でのエクスポジションについては、別でレポートします(多分)。

ワタシの隣に座ってた女が帰ろうとするも座席にコートが挟まり、もがいていてそれに気をとられてしまったが、エンドクレジットにNAE(多分)、裕木奈江もチョイ役で出ておりまーす。そうそう、アニエス・べーは今回の映画との提携は無いと言われたけど、クレジットにAgnes b. ってあったような気が・・・。ただの「Thank you for」じゃなかったようでっせ。

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アニエス・べーギャラリーで配布されていた二つ折りパンフレットとパリスコープ
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パリの女は黒を着る
喪の色、黒。パリっ子(か、外国人かわからないが)は黒固めの着こなしが結構多い。ポイントに黒ではなく、コートもマフラーもパンツもブーツも、そしてバッグも手袋も全身。暖冬とはいえドンヨリくる。非常に嫌悪を感じるファッションスタイル。
黒づくめスタイルは威圧的で、ある意味、外を寄せ付けず、自分への自惚れとプライドの表れだと思っている。黒を着るという前に黒を選ぶという行為があるわけで、万一全てが黒に繋がっているとしたら重いことだ。黒の否定ではなく、ワタシももちろん黒を着るけど喪服にならないようにする、その上ここ数年はだんだんと意識的に黒服を買わないようにもなっている。
真っ黒の中に小さな西洋顔と金髪はキレイなんだが、それでなくても意地悪ですましたパリっ子(!)が、ますます近寄りがたいオーラを放ちまくってコワい。かっこいい、ファッショナブルと評価する人もいるのかもしれないが、あんなに陰鬱にさせてくれる格好も無いわけで、ユニフォームとして、もしくはメッセージとして着る以外やめて頂きたいなぁ・・・まぁ個人の選択の自由なんだけど。そもそも色をうまく合わせられないから黒一色になるんやろとも思っちゃうけど。一方では色キチみたいにドギツイ配色の着こなしも存在して、ビビッドカラーの服もたくさん売られるフランスでは危険信号が灯りまくりである。ちなみに明るい色を身にまとうフランスのおばあちゃんたちは、キレイです。
ドイツ人の女の子と話していたら、髪や目の色と合わせるとか、そういうのが難しくて黒い着こなしになっちゃうのかも、との意見をもらった。・・・それは結局配色センスが無いということじゃんよ。逆に「日本か韓国か、国はわからないけど本当にカラフルで、難しい着こなしするんだよね! ロンドンも結構ややこしいスタイルをするけど、それ以上だと思うよ!」と言われた。パリの街を歩くアジアンな女の子たちを見てそう思うようだけど、確かに色とりどりで華やか・・・! 日本で一時、白が流行ったりもしていたけど(今でもかな)明るい色の極みが白、今後どうなるんだろう、ファッションは動いていくものだけどさ。



ポンピドゥセンター前でマジックショー、すごい集客数。何色が多い??
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近寄ってみるとー。
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DATE: 2007/03/06(火)   CATEGORY: 美術館 le musee
ピカソ美術館



20世紀美術の巨匠、Pablo Picasso パブロ・ピカソ(1881~1973)を訪ねる。

リヨン滞在時、パスポート更新手続きで日本大使館へ行くためにパリ上りをした。その時にピカソ美術館も行っとこうと、この界隈を歩いた気がするが美術館に入った記憶がどうしても無い・・・ウ~ンと自分を憂いながら、またここへ来た。マレ地区に位置します、ピカソ美術館。にぎやかで人がワンサカあふれかえる辺りからはちょっと離れて、むしろ静かな環境の中にヒョッコリある感じ。毎月第一日曜の無料開放デイなので並ぶかな・・・とも覚悟しながらだったがそんなことはなく、まぁまぁの人ではあったがコミコミではなかった。もう10年くらいも前に行ったバルセロナのピカソ美術館は、ピカソ無名時代の作品なんかが多いのだが印象が良かった。学芸員も感じが良かったのを覚えている。さて、パリ版はどーなのか。

他の多くの美術館のように、このピカソ美術館もまた長い歴史を持つ建築物が改装されて今の形になっている。ピカソはしばしば古い邸宅に住んでおり「古い家が欲しいんだ」と生前言っていたんだそうで、この建物もお気にめしただろうことは間違いない。
1659年に建てられた館。フォントネイ領主、塩税(la gabelle)徴収人のピエール・オベールの邸宅だったことから「L'hotel Sale(eにaccent aigu)ロテル・サレ=塩の館」と称されている。1964年にパリ市が買い上げ、歴史的保存建造物にランクされた。1974年にピカソ作品収蔵計画決定、1976年から1984年までの改装を経て、1985年に美術館としてオープンとなった。改装時の課題は、建物の歴史、作品の展示と保存、そして観覧者の受け入れという3点を尊重することだった。装飾品;シャンデリア、ベンチ、テーブルなどは改装のために制作されたもので、Diego Giacometti ディエゴ・ジャコメッティ(1902~1985)の作品。ハリガネ人物彫刻で有名なアルベルト・ジャコメッティの1歳下の弟である。

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床のいちまつが好き


順路がわかりにくいのだが展示は2階から始まるので、まずは階段を上って、下りてくるようになる。各時代を追いかけていく。

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ワタシは特別ピカソのファンでもなくキュビスムもイマイチ好みでないが、ここであらゆるスタイルの「ピカソ流」を目の当たりにするとやはり激しい制作魂を感じて、それがうらやましいとまた思う(美術展に行くと必ず、まずそういうことを思う)。美術史の新しい時代をつくった開拓精神と自由な発想は当然のことながら、人そのもののインパクトやダイナミックな人生が、感動を呼ぶのではないか? 岡本太郎みたいな人だ(そもそも岡本太郎が、パリで過ごした時代にピカソの影響を受けているわけだけど)。
ちなみにピカソ作品でワタシ個人的好みは、若い頃の絵画、彫刻、習作や小さなクロッキー、陶芸・焼き物、ワケのわかんないオブジェ。など。

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じょうろ


ピカソ美術館
5, rue de Thorigny 75003
TEL/01 42 71 25 21
FAX/01 48 04 75 46

開館時間;4月1日~9月30日は9時30~18時
     10月1日~3月31日は9時30~17時30
休館;火曜、1月1日、12月25日
アクセス;メトロ Saint-Paul / Saint-Sebastien Froissart / Chemin Vert
料金;おとな 6,50ユーロ
   18~25歳 4,50ユーロ(18歳以下は無料)
   毎月第一日曜は無料


日本人はピカソ好きなのか、今年も日本各地でピカソに関する展覧会がたくさん行われる予定。現在、The National Museum of Art, Osaka 国立国際美術館(大阪)http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html にて版画と陶芸展(3月25日まで)。


パリ・ピカソ美術館ホームページ
http://www.musee-picasso.fr/index.html
楽しいピカソなページ
http://www.picasso.fr/index.htm
よくばり。マティスとピカソのページ
http://www.matisse-picasso.com/

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DATE: 2007/03/05(月)   CATEGORY: 食 l'alimentation
ライオンVSトラ



昔食べたライオンチョコがまだ健在。

と、思っていたらなななんとタイガーを発見してしまった・・・。

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完全にまねっこじゃないか!同一メーカーではありません。そんでもって試してみたけど、タイガーはまったくおいしくなかったです、びっくりするほど。ただのチョコなのに!完全にライオンの勝ちで、まぁ勝負にもなってないけど・・・。
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DATE: 2007/03/05(月)   CATEGORY: 食 l'alimentation
のどあめ




スーパーに売っている普通ののどあめ、ノンシュガーです。
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フランスで最近目にしたテレビアニメ
■ハム太郎
(ハムスターもの)
http://www.hamutaro.com/top.html(トムス、小学館)

■おじゃ魔女ドレミ
(魔法使いの女の子たち)
http://www.toei-anim.co.jp/tv/doremi/(東映アニメーション)

■アネット
(ハイジのような、山の中の物語。日本名はアンネット。当時見た記憶はないのですが・・・見たのかな?)
http://www.bandaivisual.co.jp/kidstop/meisaku/annette/annette.html(日本アニメーション・世界名作劇場)

■小公女セーラ
(舞台がイギリスなだけに、とっつきやすいか?1985年制作、古いっ!でも当時見てた)
http://www.bandaivisual.co.jp/kidstop/meisaku/sara/index.html(日本アニメーション・世界名作劇場)

■遊戯王
(カードゲーム系?よくわからない)
http://www.toei-anim.co.jp/tv/yugioh/(東映アニメーション)


唯一「おじゃ魔女ドレミ」がキャピキャピしている。知ってはいるがオリジナル音声では見たことがない。フランス語版を見ていて気持ち悪いのは、そのキャピキャピしている女の子たちの声がドスくて、全くカワイクないこと!!むりやり声をひるがえしているのが寒気を誘う。ニッポンアニメの声は、異様な抑揚がこれまたコワいけど、あの大げさな表現があってこそ絵とマッチしてキャピキャピ感が出るんだとものすごく納得。ラテン言語の喉では再現できないんだろうか??

ところでワタシが昔フランスに来た頃は、ようやくセーラームーンがテレビで流れているような状況だった。

ちなみにフランスで人気の「ナルト」、まだテレビも何も見かけていないが。しかもアメリカ人の男の子にまで「ナルトが好き!」と言われ、世界のナルト熱を感じた。日本で見たテレビ番組「パリ・ジャパンEXPO」でナルトが人気だということを知ったが何のこっちゃわからなく、その後、忍者っぽいからなのかなという結論に達した。アメリカ人が言うには、アメリカではテレビではやっていなく、インターネットで見たんだそうな。
http://pierrot.jp/title/naruto/(ぴえろ)
というか、完全に忍者です。
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